『マイクロポップ』
「夏への扉 - マイクロポップの時代」展
2007年02月03日 〜 2007年05月06日
水戸芸術館現代美術センターにて
昨日、初日に東京から旦那と2人、車で見に行きました。
有名であったり人気のある主流芸術ではなく、
今回見に行ったのは、
マイクロポップ展 〜「マイナー」(周縁的)芸術の展示〜 でした。
拾った絵画の展示、ノートの切れ端にした落書き、
ゴミではないのかもしれないけどどうみてもガラクタ・・・
それらは全て"アート"。
15人の作家達の中に「この人いいなぁ〜」と、
250余点の作品に「この作品いいなぁ〜」と、
単純に思ったもの少しありましたが、
見た人が「いいなぁ〜」なんて思わないのが普通ですよね。
『マイクロポップ』なんですから。
だけど、この展覧会がいまいちパッとしないのはなぜ??
それは、周縁的芸術を"展示"しているところに原因があります。
主流芸術は、映画館でみる映画のようなもので、
大勢の人と感動を分かち合いながら観るものであり、
それに対して周縁的芸術は、夜中にこっそりネット上でしか
観れない動画のように、自分だけで楽しむもの。
大衆で分かち合う場所に展示してしまっては、
もう、その時点で"周縁的芸術"とはよべなくなってしまうのです。
きっと、あの落書きも、
質感を損なわないような紙でちょっとした冊子になっていて、
家でこっそり見れたなら・・・